vol. 037 「タイム計測方法の分類(その2)」

さて、一般的にタイム計測の仕事と言えば「タイムを計測し、それを集計して発表する」
という内容になります。

実はこの「タイムを計測し」の部分と、「それを集計して発表する」の部分は、専門的に
言うとさらに別々の仕事になります。

「タイムを計測する」・・・英語だと Timing Service(タイミング・サービス)

「計測されたタイムを集計して発表する」・・・英語だと Result Service(リザルト・サービス)


おそらく一般の人にはほとんど知られていない分類だと思いますし、普段はどちらも
ひっくるめて我々の仕事です。

しかしTimingの仕事と、Resultの仕事は別物なのです。大会によっては、TimingとResult
を別々の会社が担当することもあります。大きいところでは、オリンピックや世界陸上と
いったビッグゲームがそうです。Timingが「SEIKO」さん、Resultが「EPSON」さんといった
具合です。

そこまで大きくなくても、日本国内でもそういった棲み分けで仕事をしている大会もあり
ます。計測工房が携わらせていただいている大会でいうと、箱根駅伝予選会や全国中学駅伝
がそうです。
こういった大会では計測工房の仕事はICチップを使ってタイムを計測し、そのデータを別の
会社さんに渡すところまでです。データを集計して、結果を発表するのは別の会社さんの
担当になっています。

ただ、日本国内の仕事で、このようにTimingとResultが別々の会社に分かれているのは
小数で、大部分の場合は、TimingもResultも同じ会社がひとまとめにおこなっています。
計測工房の仕事のうち、9割はTimingとResultを両方おこなっています。Timingだけに
特化している仕事は1割ぐらいです。

どちらのスタンスにも、それぞれの面白さがありますが、もし究極的にどちらかの仕事を
選びなさいと言われたら、私はTimingのほうを取るかも知れませんね・・・