タイム計測業務の中でも、特別な種類の仕事が「TV生中継のあるレース」です。
計測工房では以下のようなTV生中継のあるレースに携わらせていただいています。(順不同です)
・横浜国際女子駅伝(日本テレビ様) ・全日本大学女子駅伝(日本テレビ様) ・箱根駅伝予選会(日本テレビ様) ・FUKUIスーパーレディス駅伝(福井テレビ様) ・九州学生駅伝(長崎国際テレビ様) ・春の高校伊那駅伝(長野朝日放送様)
計測工房設立以前の藤井個人の実績も含めれば、東京マラソン、東京国際マラソン、名古屋国際女子マラソン、別府大分毎日マラソン、北海道マラソン、札幌国際ハーフマラソン、などなど。
こういったTV生中継のあるレースでは、計測したデータを即座にTVオンエア画面に表示することが求められます。

技術的な詳細は割愛しますが、こういったTV生中継の仕事のキーポイントはたった一言に集約されます。

「一発勝負」

タイム計測の仕事には、外的要因/内的要因さまざまな理由により、トラブル/アクシデントがつきものです。これまでのコラムでもたくさん取り上げてきました。そういったトラブル/アクシデントの結果、計測したデータ(リザルト)を修正せざるをえないこともしばしばあります。

しかしTV生中継の場合、計測したデータが即座にオンエア画面に表示されますので、後から「すみません、先ほどのデータは間違っていました」と言っても後の祭りで、すでにオンエアされてしまっておりどうしようもありません。いくら言い訳があったとしても、TVの世界では失敗の烙印を押されてしまうでしょう。

普段のタイム計測の仕事だと、「100点満点は取れなかったが、まあ合格点の80点の出来だった」という状況があるかも知れませんが、TV生中継の仕事では「100点か0点のどちらか。オール オア ナッシング All or Nothing」の世界と言えます。

このためTV生中継の現場の緊張感や集中力は、普段の現場以上に求められることは間違いありません。
普段の数倍の時間と労力を費やして準備をし、テストをし、リハーサルをし・・・、といった結果として何事もなくオンエアは無事に終了するのです。
 

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計測工房はマラソン大会などのスポーツのタイム計測(記録計測)を、
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