さて、マラソン大会に参加する際は申込をしなければなりません。

今ではインターネット上で申込が可能な大会も多くなりましたが、
申込用紙に手書きで記入するという従来の申込方法もいまだ健在です。

今回はそんな申込にまつわるエピソードです。

たとえば小さなお子さんがマラソン大会に参加するとき、お子さん
本人に代わって親御さんが申込用紙を記入するということは多いと
思います。

マラソン大会の申込用紙には記入すべき必要事項が多々あります。
氏名、ふりがな、性別、年齢、生年月日、郵便番号、住所、電話番号
などなど・・・。

そんな中、時々おこるトラブルとして・・・、
親御さんが記入している際に本来であれば出場するのはお子さんなので
上記の必要事項もお子さんのことを書かなければいけないのですが、
誤って親御さん自身のことを記入してしまうことがあります。
つまり年齢や生年月日などでお子さんの情報を書くべきところ、自身の
情報を書いてしまったりですね。

このような申込用紙はその後データ処理されますが、どうなるかと
いうと、
「3km男子小学生の部に45歳の参加者がいる」
というようなおかしなデータが出来てしまいます。

まあ、たいていの場合はデータ処理された段階で上記のような
不具合は発見されますので、ご本人様に確認をとってデータは訂正
されて本来あるべき情報に直るはずです。


ところで、上記のようなトラブル例の一種で、30歳代の息子さんの
申込を60歳代の親御さんが代理でおこなったというレアケースです。
このとき、悪いことに申込カテゴリーまで間違ってしまい、
本来は「30歳代の部」に申し込まなければならないところを、
親御さんの年齢である「60歳以上の部」として申し込んでしまったら
どうなるでしょう。
データ上は「60歳以上の部に60歳代の参加者」ということで矛盾は
ありません。おそらくご本人からの申し出がない限り、このデータは
訂正されることはないでしょう。
もし、このまま30歳代の息子さんがレースに参加して、
ゴールしたところ、そのタイムが「60歳以上の部」に当てはめたら
優勝するとしたら・・・。
「60歳以上の部」の表彰式をおこなおうと
したところ、優勝とされた選手が実は
30歳代だったという大問題になって
しまいますね。


実際にこのようなトラブルも発生したことがあります。

申込1つをとってみても、思わぬトラブルにつながることがあるのです。
たかが申込、されど申込ですね。



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