上記のようなレースでは、タイム計測にも注意が必要になってきます。
この場合の計測方法は2通り考えられます。
①トラックの内側にだけアンテナマットを設置する方法
→この場合、最初の1周目(外側)を通過する際は計測しません。
あくまでも1周してからフィニッシュする内側だけを計測します。
②トラックの全面にアンテナマットを設置する方法
→この場合、1レーンから8レーンまで全面的にアンテナマットを
設置します。最初の1周目(外側)も計測し、その後フィニッシュ
する内側も計測します。つまり通過データを1人につき2回取得
します。そしてソフト上で2回目のデータを有効にします。
いずれの方法にしても、「トラックを1周回ってからフィニッシュする」ことが
大前提です。ところが・・・、
時々このような大会で、「フィニッシュしたはずなのに自分の記録がない!」
というトラブルが発生します。こういう時、よく事情を聞いてみると、
「トラックを1周しないで、最初にフィニッシュラインを
通過した時(外側)で走り終えてしまった」
という場合があります。これではタイムは計測できません。せっかく長距離を
完走寸前まで来たのに、ラスト1周(400m)の距離不足で無念の失格・・・。
残念なトラブルですが、現実に時々発生していますね。