vol. 012「あれ? フィニッシュしたはず・・・なのに」

マラソン大会では陸上競技場がフィニッシュ地点になることも多いです。

その中で時々、競技場に入ってきてすぐにフィニッシュではなく、トラックを
1周回ってからフィニッシュになるという大会があります。今回のコラムは
こういった大会の場合のトラブルについて。

図をご覧いただいたほうがわかりやすいと思います。

フィニッシュ図.jpg

上記のようなレースでは、タイム計測にも注意が必要になってきます。
この場合の計測方法は2通り考えられます。

@トラックの内側にだけアンテナマットを設置する方法
 →この場合、最初の1周目(外側)を通過する際は計測しません。
  あくまでも1周してからフィニッシュする内側だけを計測します。

Aトラックの全面にアンテナマットを設置する方法
 →この場合、1レーンから8レーンまで全面的にアンテナマットを
  設置します。最初の1周目(外側)も計測し、その後フィニッシュ
  する内側も計測します。つまり通過データを1人につき2回取得
  します。そしてソフト上で2回目のデータを有効にします。

いずれの方法にしても、「トラックを1周回ってからフィニッシュする」ことが
大前提です。ところが・・・、
時々このような大会で、「フィニッシュしたはずなのに自分の記録がない!」
というトラブルが発生します。こういう時、よく事情を聞いてみると、

トラックを1周しないで、最初にフィニッシュラインを
通過した時(外側)で走り終えてしまった


という場合があります。これではタイムは計測できません。せっかく長距離を
完走寸前まで来たのに、ラスト1周(400m)の距離不足で無念の失格・・・。
残念なトラブルですが、現実に時々発生していますね。