マラソン・陸上ファン、業界関係者なら皆さんご存知の有名大会の1つに 毎年2月に開催されている別府大分毎日マラソン(通称:別大マラソン)が あります。今回はこの別大マラソンのお話です。

(2007年の別大マラソンにて)
大分県大分市と別府市を舞台とする別大マラソンは、男子のエリート大会 です。世界陸上の代表選考会に指定されることもあります。 この別大マラソンは私の仕事のキャリアを振り返る時に、必ず挙げなければ いけない重要な大会でありました。
別大マラソンのタイム計測には2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、 2005年、2006年、2007年の8年連続で携わらせていただきました(2000年〜 2006年までは株式会社ランナーズ在籍時、2007年は個人事業主として)。
8年間のうち計測ディレクターとして担当させていただいたのが、2000年〜 2004年の5年間(残り3年間はサポート役として従事)。そしてこの5年間の 別大マラソン業務の中に仕事上の大きなステップアップとなるような転機が 3回あったのです。
まず2001年。それ以前の別大マラソン計測業務では、ICチップは部分的に しか導入されておりませんでした(具体的にはコース前半の2地点のみ採用)。 それが2001年から全面的にICチップ採用となり、5km毎スプリットタイム および中間点およびフィニッシュ地点すべて(合計10地点)がICチップ計測 となったことです。10地点の計測というのは、かなりボリュームのある業務で、 機材とスタッフも前年と比べて飛躍的に増えました。
次に2002年。この年からICチップで計測したデータを生中継しているTV局さん に提供するようになりました。この年からICチップで計測したデータをTV オンエアの画面に瞬時に出せるようになりました。これはシステム的な大きな 転換を伴いました。
そして2004年。この年からゼッケンに付けるタイプのICチップに変わりました。 前年まではシューズに付けるタイプのICチップだったのです。計測機材が全く 新しいものに変わりました。
いずれの転機も、従来までの仕事内容が質的もしくは量的に大きく変化しました。 その度に色々な課題が出てきます。それらに1つ1つ取り組んで成果を出すたびに 確実にステップアップできたように思います。
もちろんそれは別大マラソンに限ったことではないのですが、 私にとっては別大マラソンという仕事は成長する機会を何度も与えていただいた特別な大会なのでした。別大マラソンの仕事を通じて計測ディレクターとしてのキャリアアップ に繋がったことは間違いありません。
その別大マラソン、今年(2009年)は2月1日(日)に開催されます。 (もっとも、私自身はその日は違う大会の現場に行っております)

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