世の中には色々なレースがありますが、今回は「24時間リレーマラソン」を
取り上げます。これは文字通り「24時間の制限時間をチーム内でメンバー
交代しながら、トータルで何周(何km)走れるか」を競うレースです。
マラソンばかりでなく、自転車(MTB)でも実施されています。

正確にはわかりませんが、日本各地で開催されている24時間リレーマラソンは
年間に10大会以上あるようです。(以下は具体例、順不同)

・24時間リレーマラソン in 富士北麓公園(7月・山梨)
・24時間リレーマラソン in 舞洲スポーツアイランド(7月・大阪)
・24時間グリーンチャリティリレーマラソン in 東京ゆめのしま(6月・東京)
・24時間ゆめリレーin湘南ひらつか(10月・神奈川)
・大阪24時間リレーマラソン大会(6月・大阪)
・24時間リレーマラソン神戸大会(8月・兵庫)
・24時間リレーマラソン in HIEZU(5月・鳥取)
・周南24時間リレーマラソン in Yamaguchi(9月・山口)
・やわらぎ杯24時間耐久リレーマラソン(9月・奈良)
・みちのく秋田チャリティーラン&ウォーク(7月・秋田)
・24時間チャリティラン・ウォーク(3月・東京)
・白馬24時間マウンテンバイク(10月・長野)
・富士MTBサマーキャンプ 24時間エンデューロ in 小山(8月・静岡)

さて、24時間リレーマラソンは、決められたコースを何周(何km)走れるかを
競うわけですが、その計測方法としては、スタート/フィニッシュ地点に
計測システムを設置して、そこを選手が通過することで周回数をカウントします。
途中でメンバー交代は自由に出来ますので、チームごとに作戦が異なって
きます。あるチームは1周ずつ平等に交代したり、あるチームは選手の走力に
よって3周まとめて走る選手、5周走る選手、1周しか走らない選手がいたり。
また当然のことながら、夜通しレースは続きますが、チームによっては夜の
間は完全に休憩タイムとなって、メンバー全員が寝ているというチームも
出てきたりします。計測データを眺めていると色々な傾向が見えてきて
興味深いものです。

さて、24時間リレーマラソンでは計測スタッフも交代しないと持ちません。
ローテーションを組んで、交代しながら業務に当たります。もちろん仮眠時間
も取ります。
レースを計測している最中に寝る
というシチュエーションは24時間リレーマラソンならではと言えますね。
自分が計測ディレクターを務めている大会では、仮眠を取るときも「計測は
順調に推移しているだろうか?」と気になって仕方ありませんが、眠気には
勝てないので、他のスタッフに託して潔く寝ます。また、深夜の午前2時とか
午前3時に計測をしていると、非常に非日常的なテンションになりますね(笑)。
計測をしながら夜明けを迎える時も素敵です(笑)。計測スタッフにとっても
24時間リレーマラソンは特殊な場なのです。


24時間リレーマラソンは参加選手にとっても、一種のお祭りのようです。
非日常性をここまで追求したレースも珍しいでしょうし、何よりも24時間を
ともにしたチームメイトとの連帯感、一体感はものすごいようです。各地の
24時間リレーマラソンが盛り上がっているのも当然ですね。


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